2020年12月13日日曜日

ゆめゆめ夢みる ゆめの夢

銀河鉄道999に出てくるメーテルのような
白いワンピースを着た金髪ロング女子と旅行に行こうとしている。
しかし、私は見た目は健康そのものかもしれないが、
鎖骨下心臓にほど近い中心静脈にカテーテルという忌々しい管をいれ、
そこから24時間365日薬を送り続けるフローラン治療中の身のうえ、どこへも行けない。
メーテルのような金髪白ワンピース女子に、
「私はこれがあるからあなたとはいけないと思う。」と私は言う。
金髪白ワンピース女子は悲しそうな目で私を見て、一人歩きだす。
そう。この忌々しい切っても切れない縁、というより本当の命綱という
このフローランがある限り、移植ができないかぎり自由になれない。
左胸に手を当て、防水フィルム上越し覆われたカテーテルの感触を確かめ、
一人歩き出している金髪白ワンピース女子の後ろ姿をただ見つめることしかできなかった。




という夢を見たのだよワトソンくん。


久々に筒井康隆先生のショートショート集を立ち読みして
描写で気持ち悪くなったので、文学チックに書いてみた。


移植後10年以上経過しているのになぜ術前の夢を見るんでしょうね。

しかも目が覚めるまでフローランの感覚がめっちゃリアルなのである。
フローラン治療とは。下記サイトのPGI2持続静注の装置をご覧ください。

フローランの刺入部へんになってないかなとか、
フローラン抜けかけてないかなとか(経験上あり得ない話なのだが)
思わず目が覚めて鎖骨下を触って確認してしまう。
しかも決まって左鎖骨下という(カテ入替え時は左右交互に入替えしていましたが、
どちらかというと、左側が多かった)

術後1年目くらいは結構頻繁に見ていたのですが、それはしょうがないとして
10年も経ってまだ術前の夢なんかみる?!
しかも1年に1回は絶対みてる気がする・・・。
ひょっとすると、コロナのせいで、
どこにも行けないやりきれない気持ちの表れなのかもしれません。